休肝日が続かない人へ|週の中に飲まない夜を無理なく置くコツと、飲んだ日の考え方

公開 ・ Lastlight

結論

休肝日が続かないときは、我慢を増やすより、飲まない夜の「終わり方」を先に決めるほうが続けやすい場合があります。飲まない曜日を1つだけ決め、終業後の区切りになる行動を用意し、飲んだ日は失敗と数えずに次の夜へ進みます。毎日多く飲んでいる人は、量を変える前に医師へ相談してください。

この記事の要点

  • 休肝日が続かない理由の一つは、飲まない夜に「1日の区切り」が無いことです

  • 最初は飲まない曜日を1つだけ決めて、カレンダーに予定として入れます

  • 飲まない夜には、終業後の区切りになる短い行動を1つ用意しておきます

  • 飲んだ日は失敗と数えず、連続日数がゼロに戻らない見方に切り替えます

  • 毎日多く飲んでいる人は、量を減らす前に必ず医師に相談してください

休肝日とは何ですか?なぜ続かないのですか?

休肝日とは、お酒を飲まないと決めて過ごす日のことです。続かないのは意志の弱さだけが原因ではなく、飲まない夜の区切りが無いことも関係します。

休肝日とは、お酒を飲まないと決めて過ごす日を指す一般的な呼び方です。本記事では「飲まない夜」とも呼びます。

休肝日が続かないときによく挙がる理由

理由 起きていること
1日の区切りが無い 終業後の1杯が「今日はここまで」の合図になっていて、飲まない夜は終わった気がしない
曜日が決まっていない 休むかどうかを当日に判断するため、疲れた夜ほど飲む側に傾く
連続が途切れて投げ出す 続いていた休肝日が1日飲んだことで途切れ、記録そのものをやめてしまう
代わりの行動が無い 飲まない時間に何をするかが決まっておらず、手持ち無沙汰になる

休肝日が続かない原因は、意志の強さだけで説明できるものではありません。飲まない夜の過ごし方と、飲んだ日の受け止め方を先に決めておくと、続けるための負担を小さくできます。

飲む量を減らす前に確認しておくことは?

毎日多く飲んでいる人が急にやめると、離脱症状が出ることがあり危険です。休肝日を始める前に、医師に相談してください。

休肝日を作ることは、飲む量を変えることでもあります。毎日多く飲んでいる状態から急にやめると、手の震え・発汗・けいれん・幻覚などの離脱症状が出ることがあり、命に関わる場合もあります。

先に医師へ相談したほうがよい状況

  • 毎日お酒を飲んでいて、飲まない日をしばらく作っていない
  • 1回に飲む量が多く、量を大きく減らしたいと考えている
  • 飲まなかった日に、手の震えや汗などの体の変化を感じたことがある

上記に当てはまる場合は、自己判断で休肝日を始めず、かかりつけ医などの医師に相談してください。本記事の内容は一般的な考え方の紹介であり、診断や治療の代わりにはなりません。

いま、つらいときの相談先

窓口 電話番号
こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556
よりそいホットライン 0120-279-338
救急 119

休肝日を無理なく作るにはどうすればいい?

最初は飲まない曜日を1つだけ決め、前日までに予定として入れておきます。当日に考え直す場面を減らすと、休肝日は続けやすくなります。

休肝日を作る5つの手順

  1. 飲まない曜日を1つだけ決める:翌朝に早い予定がある曜日など、もともと飲む気になりにくい曜日を選びます。
  2. カレンダーに予定として入れる:「休肝日」と書いておくと、当日に休むかどうかを考え直さずに済みます。
  3. 飲まない夜の飲み物を用意する:炭酸水・ノンアルコール飲料・温かいお茶など、グラスに注ぐものを前日までに買っておきます。
  4. 帰宅直後にする行動を決める:着替える、シャワーを浴びるなど、帰宅してすぐにする行動を1つ決めます。
  5. 1日の終わり方を1つ決める:飲まない夜に「今日はここまで」と区切る行動を用意します。具体例は次の見出しで紹介します。

最初から日数を増やさない

1つの曜日を無理なく過ごせるようになってから、2つ目の曜日を検討します。最初から週に何日も決めると、守れなかった日が増えて、休肝日そのものが負担になりやすくなります。

毎日多く飲んでいる人は、曜日を決める前に医師に相談してください。

飲まない日はどう過ごせばいい?

飲まない夜は、終業から眠るまでの間に「今日はここまで」と区切る行動を1つ置きます。短く、毎回同じ行動にすると迷わずに済みます。

終業後の1杯が1日の終わりの合図になっている場合、お酒を飲まないだけでは合図が消えて、夜がだらだらと続きがちです。飲まない夜には、お酒の代わりになる「終わり方」を1つ置きます。

時間帯ごとの過ごし方の例

時間帯 行動の例 ねらい
帰宅直後 着替える、手を洗う、シャワーを浴びる 仕事の時間と夜の時間を分ける
夕食 炭酸水やお茶をグラスに注ぐ 「注いで飲む」動作だけを残す
夕食後 散歩する、湯船につかる、本を数ページ読む 手持ち無沙汰な時間を埋める
寝る前 部屋の照明を落とし、区切りの行動をする 今日はここまでと決める

終わり方を選ぶときの3つの条件

  • 短い:数分以内で終わり、疲れた夜でもできる
  • 毎回同じ:その日の気分で選ばなくてよい
  • 終わりがはっきりしている:終えたら今日は終わり、と言える

終わり方は、深呼吸を数回する、翌日の予定を1行書く、照明を消すなど、何でもかまいません。行動の内容よりも、飲まない夜にも区切りがある状態を作ることを優先します。

休肝日に飲んでしまった日はどう考えればいい?

飲んだ日は失敗ではなく、夜の記録の1つとして扱います。連続日数ではなく、期間の中で飲まない夜が何回あったかで見ると、1日でゼロに戻りません。

休肝日と決めた曜日に飲んでしまっても、自分を責める必要はありません。飲んだ日を失敗と数えると、次の休肝日を始める気持ちまで重くなります。

連続日数で見る方法と、期間の中の回数で見る方法

見方 飲んだ日の扱い 続けるときの負担
連続日数で見る 1日飲むと記録がゼロに戻る 途切れた時点でやめたくなりやすい
期間の中の回数で見る(例:31日のうち何夜) 飲んだ日も記録の1つとして残る 積み上がった夜が消えない

飲んだ翌日にすること

  • 「失敗」とは書かず、事実として「飲んだ」とだけ残す
  • 次の休肝日の曜日は変えずに迎える
  • 飲みたくなったきっかけ(疲れ・付き合い・手持ち無沙汰など)が分かれば1行メモする

飲む量を大きく減らしたい場合や、飲まない日に体の変化を感じる場合は、一人で調整せずに医師へ相談してください。

飲まない夜の記録はどうつければいい?

記録は1行か1タップで終わる形にし、良い・悪いの評価を付けないようにします。月単位で、望んだとおりに終えられた夜の数を見ます。

記録の目的は、自分を採点することではなく、夜の過ごし方を振り返る材料を残すことです。書く手間が大きいと、疲れた夜ほど記録が抜けます。

記録をつけるときの4つのポイント

  • 1行か1タップで終わる形にする:日付と「飲まなかった/飲んだ」だけでも十分です
  • 赤や×などの印を使わない:飲んだ日を罰のように見せない
  • 月単位で見る:31日などの期間で、望んだとおりに終えられた夜の数を数える
  • 体調の変化を決めつけない:睡眠や体調は日によって差があるため、記録から効果を断定しない

紙の手帳やカレンダーに印を付ける方法でも、上記のポイントは守れます。アプリを使う場合は、連続日数を表示しないものや、記録が端末内で完結するものを選ぶと、上記の考え方に合わせやすくなります。

よくある質問

必要な日数は飲む量や体調によって異なるため、本記事では一律の日数を示しません。まずは飲まない曜日を1つ決めて試し、日数を増やすかどうかは医師に相談しながら決めると安心です。

炭酸水やお茶をグラスに注ぐ、シャワーを浴びるなど、あらかじめ決めておいた行動を1つ先にします。飲んでしまった場合も失敗とは数えず、次の休肝日をいつもどおり迎えてください。

毎日多く飲んでいる状態から急にやめると、手の震え・発汗・けいれん・幻覚などの離脱症状が出ることがあります。休肝日を始める前に医師へ相談してください。つらいときは、よりそいホットライン(0120-279-338)にも電話できます。

連続日数の代わりに、31日のうち望んだとおりに終えられた夜の数を見る方法があります。飲んだ日があっても数字がゼロに戻らないため、積み上がった夜を確かめながら続けられます。

飲まない夜に「終わり方」を1つ置きたい人には、iOS アプリの Lastlight があります。決めた時刻に一行届き、開くと90秒で今日を区切れます。連続日数は数えず、31日のタイルで夜を振り返り、記録は端末内で完結します。Lastlight を App Store で見る → https://apps.apple.com/jp/app/id6812345627

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